2014: Yasukuni für den Frieden? - Deutschland

8.-9. August 2014, Tokyo

"Ist ein 'Gottesdienst' im Yasukuni-Schrein für den 'Schutz des Friedens' notwendig?"
Eine Veranstaltung der Bürgerinitiative "Lightening peace candles to the darkness of Yasukuni"

今後の行動提起

2015 年    5 月    終戦 70 周年
「反ヤスクニキャンドル行動    in ドイツ」企画案(仮案)

大日本帝国敗亡70周年を来年に控え、東アジアの緊張はいつになく高まっている。大日 本帝国の栄光の復活を夢見る政治家たちと歴史修正主義の台頭を契機に、かつて大日本帝 国の侵略と植民地支配を経験した東アジア各国の民衆がそれに強く反発し、ドイツと比べ て元来不十分な日本の過去清算はますます困難となり、排外的な民族主義が叫ばれ、軍備 競争が繰り広げられ、また、世界の他の諸地域と同様、政治と巨大多国籍企業の癒着によ る新自由主義が貧富の格差拡大、貧困の深刻化、人間の疎外・分断、民主主義の空洞化を もたらし、軍事化、戦争賛美、排外主義の風が吹き荒れ、言論操作や警察国家化、監視社 会化が昂進しているからである。

そうした中、日本の安倍晋三首相は、2013年12月26日、日本軍国主義の精神的主柱であ る靖国神社を参拝、近隣諸国だけなく欧米からも強い批判を浴びた。しかし、安倍は翌年 4月21日、神前に捧げる供え物「」を奉納、靖国神社への強い執着心を示した。

一連の行為は、大日本帝国における植民地主義・帝国主義の過去を正当化する歴史修正 主義を示すだけではない。憲法を変え、天皇元首化、市民的権利の否定、「国防軍」創設 へのレジームチェンジを企図する自民党など右翼勢力にとって、靖国神社は、大日本帝国 の栄光の記憶を呼び起こすだけでなく、今後生み出される戦死者を顕彰するための不可欠 の施設なのである。

「神社」という宗教的装いにもかかわらず、靖国神社は、強制動員され戦死した朝鮮・ 台湾人をも含めて、天皇に命を捧げた軍人・軍属を「軍神」として讃え、戦場における不 退転の「玉砕」を扇動する心理戦のための軍事施設であって、慰霊のための施設ではない 。 その証拠に、戦前その管轄は陸軍省・海軍省であったし、その運営は軍事予算から支出さ れ、併設されている軍事博物館「遊就館」は、かつての侵略戦争を「自存自衛の戦争」「アジア解放の聖戦」と喧伝している。

第2次世界大戦前・中のさまざまな宗教弾圧の歴史を踏まえて、日本や韓国の少なくな い市民が、内閣総理大臣の靖国神社参拝に象徴される国家神道復権の動きに反対している 。 信教の自由、政教分離とともに、日本とアジアの平和の問題に関わるからである。とりわ け、1967年に靖国神社問題委員会を設置した日本キリスト教協議会(NCCJ)は、安倍首相 の靖国神社参拝に関しても、直ちに内閣総理大臣宛に抗議声明を出した。

国家権力による歴史の歪曲は、草の根の排外主義者・軍国主義者によって強く支持され ている。日本に住む民族的少数派の人権を否定する彼らは、今年4月20日、ヒトラーの誕 生日に、旭日旗とともにハーケンクロイツを掲げ、「大東亜共栄圏」の実現を求め、当時 日本と同盟を組んだナチス=ドイツを称賛した。これは、昨年7月、改憲問題で「ナチス のやり口を学ぶべきだ」と述べた麻生副総理の暴言に呼応した行動と言える。

ドイツは、ナチスの時代に軍国主義日本と同盟関係を結び、ヒトラーが国家神道を羨望 視し、ナチスの代表が靖国神社を参拝していただけではない。靖国神社の境内には、1970 年1月、戦死した日本兵の栄誉のために、ヨハネス・シュタインホフ連邦軍空軍幕僚長に よって植えられた樫の木が立っている。この問題に関するパウル・シェーファー連邦議会 議員(左翼党)の照会に対して、連邦政府は2010年4月、「過ぎ去ったことは過ぎ去った こと」という安易な回答を寄せて済ませている。しかし、靖国をバネにかつての同盟国、 日本で公然化するナチスの復権に対し、ドイツは当然無関心ではいられないだろう。しか も2010年8月には、フランス国民戦線など、欧州極右政党の代表が靖国神社を参拝しており、この問題は東アジアの地域問題として片づけられないのである。

1931~45年のアジア太平洋戦争における犠牲者の追悼はどうあるべきなのか? それは一国単位でなされなければならないのか? 追悼の対象は、軍人・軍属に限られるのか? そもそもどのようにしたら東アジアにおける和解を達成し、協力的な未来を展望できるの か? 世界大で進む軍事化に抗するうえでも、ドイツで、暴力をあからさまに賛美する靖 国神社の真実を明らかにし、被害者遺族の声を訴える行動を提起する意義は大きい。

「ドイツ・靖国行動」では、欧州で第二次大戦が終結して 70周年の2015年5月8日を軸に、 年来この運動に関わってきた日本・韓国・台湾などからの遺族・ゲストによる証言・シン ポジウム、靖国問題を扱った映画上映会・パフォーマンス・パネル展示・デモンストレー ションなどを行う予定である。そして、その成果を同年8月、日本における敗戦70周年記 念の「靖国反対東アジア共同行動」の行事に繋げ、国際的な平和運動の一助とする。

行動内容(調整中)

キ    展示 写真パネル(靖国・遊就館、靖国とナチス=ドイツ)、洪成潭「靖国の闇」

キ    証言集会  李ヒジャ、菅原龍憲、チワス・アリ、金城実

キ    シンポジウム「日独軍事同盟敗亡70年と日本の軍国主義復活、靖国の不死性」
日独同盟再考、ナチス=ドイツと靖国、ドイツと日本の死者の弔い、ヘイトクライ ム-ドイツと東アジア、靖国の歴史認識、植民地における靖国、沖縄の合祀者

キ    デモ-キャンドル集会

日程(調整中)

5月6日(休)Berlinに向け出立

5 月 7 日 ( 木 ) Korea-Verband (コ リ ア 連 盟 ) ・ Deutsch-Japanisches Friedensforum(独日平和フォーラム)などとの懇談

5月8日(金)ドイツ敗戦70周年記念日。平和フェスティバル(ヴィルヘルム皇帝 記念教会脇)など、記念行事への参加    http://www.friedensfestival.org/

5月9日(土)反靖国行動第1日(Berlin)

5月10日(日)反靖国行動第2日(Gut Gödelitz) 

5月11日(月)Dresdenに移動

5月12日(火)帰国


*詳細は後に案内&募集をします
*お問い合せ先:peacecandle2006@yahoo.co.jp
*主催:平和の灯を!ヤスクニの闇へ    キャンドル行動実行委員会






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