2014: Yasukuni für den Frieden? - Einführung
8.-9. August 2014, Tokyo
"Ist ein 'Gottesdienst' im Yasukuni-Schrein für den 'Schutz des Friedens' notwendig?"
Eine Veranstaltung der Bürgerinitiative "Lightening peace candles to the darkness of Yasukuni"
2014 平和の灯を! ヤスクニの闇へキャンドル行動
【プログラム】
13:30~16:00
開会の挨拶 |李錫兌(イ・ソクテ、靖国反対共同行動韓国委員会共同代表・弁護士)
シンポジウム|ドイツ・アメリカからみるヤスクニ
・司会&進行:矢野秀喜(強制連行・企業責任追及裁判全国ネットワーク )
●報告 1 軍事大国化への道と戦没者顕彰 報告者|山田昭次(立教大学名誉教授)
●報告 2 「旧枢軸国」ドイツからヤスクニを見る 報告者|パウル・シュナイス(牧師)
●報告 3 戦没者追悼と靖国神社 報告者|内田雅敏(弁護士)
●報告 4 「同盟国」アメリカからヤスクニを見る 報告者|ダグラス・ラミス(沖縄国際大学教員)
16:30~17:20 被害者証言&特別アピール
【証言】韓国・太平洋戦争被害者補償推進協議会 日本・神奈川平和遺族会 津波古勝子、台湾からのメッセージ
【特別アピール】安倍靖国参拝違憲訴訟、ノー!ハプサ(NO!合祀)第 2 次 訴訟、8・14 日本軍「慰安婦」メモリアルデー、戦争をさせない 1000 人委員会
17:20~18:30 コンサート
日本|村山二郎(篠笛演奏者) “神楽” 韓国|ソン・ビョンフィ、ムン・ジンオ、キム・ガヨン
18:30~19:00 今後の行動提起
閉会の挨拶 |今村嗣夫(弁護士、日本・共同代表)
19:00~ キャンドル・デモ
【呼びかけ文】
靖国参拝は「平和の維持」に必要か?!
昨年 12 月 26 日、安倍首相は現職総理としては 2006 年以来 7 年ぶりに靖国神社を参 拝しました。安倍首相は中国、韓国から非難・反発を招くことを承知で、なおかつ同盟国た る米国の懸念表明、制止をも振り切って靖国参拝を強行したのです。「国のために戦い、 尊い命を犠牲にされた御英霊に対して、哀悼の誠を捧げる」ため、「二度と戦争の惨禍に よって人々が苦しむことのない時代をつくるとの誓い、決意をお伝えする」(談話)ためであ り、非難される覚えはないと安倍首相は言います。
しかし、安倍首相の参拝目的については、「産経」主張(2013 年 12 月 27 日付)が明け 透けに語っています「首相がその靖国神社に参拝することは、国を守る観点からも必要不 可欠な行為」「指導者の責務を果たす首相の参拝は自衛官にとっても強い心の支えにな るはず」。靖国参拝は、集団的自衛権行使容認→自衛隊の海外派兵・戦闘参加→“戦死 者”発生→「英霊化」を見越したものであることは疑いありません。
安倍首相の「積極的平和主義」が武力行使をためらわない「平和主義」であるように、 靖国参拝の下の「不戦の誓い」は戦死者顕彰と一体です。そして、安倍首相は「村山談 話」見直しを公言し、「侵略の定義は定まっていない」と述べ、靖国神社に祀られているA 級戦犯を戦犯とは認めず、戦後教育は「マインド・コントロールであった」と言って憚りませ ん。筋金入りの歴史修正主義者、日本を「戦争する国」に変えようとする“軍国主義者”の 靖国参拝に世界が懸念を表明し、警戒しています。
今年のキャンドル行動は、安倍首相の言う「不戦の誓い」「平和の維持」のための靖国 参拝を韓国、沖縄、台湾のみならず、ドイツ、アメリカがどう見ているかを明らかにし、その 欺瞞と虚妄を確認する場にしていきます。併せて、戦死者に対する真の「不戦の誓い」とは 何か、「平和の維持」に不可欠の行動とは何かを確認していきます。ご参加のほどお願い いたします。
●共同代表 今村嗣夫、内田雅敏、大口昭彦、金城実、菅原龍憲、鈴木伶子、辻子実、徐 勝、野平晋 作、服部良一、高金素梅、飛魚雲豹音楽工団、李錫兌、李熙子
【シンポジウム_パネリスト紹介】
●山田昭次 1930 年生まれ。
日本史学者、立教大学名誉教授。
95 年に定年退任、近代日本におけるアジア侵略を追及している。 新著に『全国戦没者追悼式批判 軍事大国化への布石と遺族の苦悩』(影書房 2014)がある。
●パウル・シュナイス
1933 年中国湖南省長沙市生まれ。
58 年より東京、茨城県で宣教活動。66 年からドイツ東亜伝道会事務局長。
75 年東京に赴任。84~98 年、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州で牧師職。
92~2011 年ドイツ東亜伝道会会長。
●内田雅敏
1945 年敗戦の年生まれ。 弁護士として、花岡事件、西松事件、自衛隊イラク派兵違憲裁判、立川防衛庁宿舎 イラク反戦ビラ入れ事件などに取り組む。 新著に『想像力と複眼的思考』(スペース伽耶 2014)がある。
●ダグラス・ラミス 1936 年生まれ。
アメリカ合衆国の政治学者、評論家。専門は政治学。日本在住。 1960 年、海兵隊員として沖縄県に駐留。1980 年津田塾大学教授。
2000 年退職後は沖縄へ移住。執筆や講演活動を行なっている。